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ウェディングパークビジネスモデル読解:~vsみんなのウェディングで読み解く~ Part1

はじめに

本記事では前回の「みんなのウェディング」に続いて競合企業である「ウェデングーパーク」について取り上げる。

著者自信把握していなかったことであるが、ウェディングパークはみんなのウェディングに先んじて初めて大々的に「口コミ」に目をつけてサービスを拡大している。

本記事ではウェディングパークとみんなのウェディングを比較しながらそれぞれの違いや強みについて触れてみたいと思う。

目次

  1. ウェディングパーク沿革
  2. サービスの特徴とビジネスモデル
  3. 収益分析
  4. サービスの課題と今後

ウェディングパークの沿革

「結婚を、もっと幸せにしよう。」を経営理念に掲げているインターネットブライダルサービスのリーディングカンパニー。

1999年に創設された株式会社イー・ベントを
前身としており、創設当初は単純な結婚式場の仲介サイトであった。

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上記は2004当時のサイトの様子。
情報掲載・資料請求がCVのポイントだったと予測する。
Wayback Machineにて調査。

その後2004年にサイバーエージェントが買収。100%子会社となり現在に
至っている。業界内ではまだまだ普及していなかった「口コミ」という
概念を取り入れ大きくサービスを成長させた。

※ちなみに買収当時は売上がほとんどあがっていない状態で
あったようだ。

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※株式会社イー・ベントの株式取得(子会社化)に関するお知らせより引用

https://www.cyberagent.co.jp/ir/news/pdf/2004/0209.pdf

 

サービスの特徴とビジネスモデル

・ビジネスモデルについて

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として式場から課金している点が大きく異ると考える。
言ってみればウェディングパークの方がゼクシィ寄りと言ったところか。

また、サイトを見比べるとウェディングパークの方がアドネット系広告が多く、純広の獲得に苦戦しているのか?と感じた。

・サービスの特徴

サービス上の違いでいうと両者とも口コミが重要な要素である点に
ついては同じだ。
両者ともポイントサイトを利用して口コミを集めているようである。

しかし、みんなのウェディング側は近年口コミ投稿者の本人確認を進めている点で口コミの質を上げる努力をしているに感じる。

また、みんなのウェディングでは口コミだけでなく式場から提出された見積もりの投稿という機能もあり、よりユーザーの知りたいデータを集めているという点でサイトとしてすぐれているようだ。

サイトの構成を見ても口コミをより全面に押し出している。

 

▼みんなのウェディング

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ウェディングパーク
デフォルトのタブは式場情報。

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>>ウェディングパーク研究【後編】に続く(10/1公開予定)